畜産と食品のトピックス (畜産と食品の安全性をめぐるニュース、コメントなど)
3. 鶏インフルエンザからBSEまで  
-畜産物生産現場から見た食の安全- (被害にあった東南アの友人達からの報告)
今問われる食の安全

「鶏肉や卵は食べて大丈夫ですか」こんな質問を時々受けます。

もちろん鶏インフルエンザの報道が世間を騒がし始めてからです。

私が養鶏のコンサルタントをやっていて、生産現場のことをよく知っているだろうが前提になっています。

「牛肉も心配、鶏肉も卵も怖い、野菜の農薬、抗生物質抗菌剤の残留、発がん性の添加物、 ダイオキシン、環境ホルモン、遺伝子組み換え、私達は何を食べたら安心なんですか」 消費者の偽らない叫びです。

確かに人体に入ったら危険なものも多いです。
消費者が心配する気持ちも分からないではないですが、過剰に反応しても生活しにくくなります。

このようなとき、今こそ食の安全が討議され、何が安全で、どの情報が神経質すぎるなど、 現実の実態に沿って説明する必要があるように思います。
それは必ずしも政府や研究機関の報告だけでなく、各個人が判断できる分かりやすい、 実際に即したものでなければならないでしょう。

食の安全が急激に話題になりだしたのは、確か大腸菌O157の「かいわれ大根」が騒がれた頃からかもしれません。
たまたまかいわれ大根水耕栽培用の水か、タネにO157菌が混入していたので、 「かいわれ大根」が感染のおおもとの様になってしまって、それがもとで「かいわれ」が嫌われたいきさつがあります。

それ故安全、安心の情報はセンセーションに興味本位に取り上げられるべきではなく、 食品としての正しい知識と、どうすれば安全かの処方を示さなければいけないと思います。

私は幸いに畜産ビジネスに長く関与し、生産現場から肉や卵の生産実態を長いこと見続けています、 いや長期間、生産そのものを自分の手で行っていました。
さらに家が農家であったので、米つくり、野菜つくりの体験もあります。

そんな経験と、今現在の生産状況とを私なりに判断し、現場からの私見を述べたいと思います。(続く)

 

      2004/4/6
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