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これはあまり申し上げることではありませんが、 同じ法定伝染病であるニューカッスルという病気は既に慢性的発生があります。
ワクチンが開発され全ての鶏は接種をしてますが(ペット用、教材用などはなし)病気の発生が絶えず報告されます。
ワクチンをしてますので病状は激しくありません。
あまり被害も無いので、鶏インフルエンザの何倍かの発生があるのに、あまり移動禁止の報告がありません。
なぜかといえば、報告したとたん生産物の移動が禁止され、 その区域内数キロ以内の養鶏場にも波及するからです。
自分の不始末で発生した病気のため、近所の養鶏仲間にまで多大の迷惑を与えるので、内緒にします。
死んだ鳥もこっそり処分します。
それはおたがいワクチンを接種していて、感染しても被害が僅少ですむという前提があり、 それよりも法律的に処罰を受ける損害の方が、計り知れないと判断するからです。
ワクチンをうってあるのに、何故発生するのかの疑問をもたれる方もいるでしょうが、 呼吸器病のワクチンの効果率は絶対ではありません。人間用のインフルエンザワクチンの効果も同じようなものです。
ニューカッスルという病気は、日本で最初に発生してからかなりの年月がたっています。
私もこの病気の感染を一番最初に受けた一人で、 法定伝染病は病気の激しさよりも、法律による規制のほうが損害があると思っています。
伝播力が強く危険な病気だから、法律を作って他への感染を防御する必要があると思いますが、 これはあくまで家畜間の病気感染であって、本来人間には関係ありません。
鶏インフルエンザはまれなケースとして人間にも感染しましたが、めったにはありません。
それをジャーナリズムは大騒ぎで報道します。
それを見る一般の人たちの、意識の中に恐ろしい病気だから、卵や鶏肉を敬遠しようという気持ちが強くなります。
そこで、病気発生以外の農場の生産物は安全だとの報道を強調してほしいものです。
報道を規制するつもりはありませんが、同じ法定伝染病のニューカッスルでは一般紙は無視します、 実際は養鶏産業にとってはこちらの方が大きな損害を出しています。
なお海外のニュースにしても、鶏インフルエンザは以前から絶えず発生していたのに、 今回だけ大騒ぎで報道しているのは何故だろうと思います。
それは「食の安全」という建前で、狂牛病で「牛丼」が危ないので市場なくなり、 さらに「とり丼」までが危ないよとも言っているようにも聞こえます。
さて法律で規制する病気があってもいいですが、 それの感染拡大を防ぐ目的で、発生農場以外も移動禁止を行う処置は、傍から見ますと、
大変危険な病気の印象になります。
また経済的損失も大きいです、生活権の侵害にもなります。
そこでこの法律の運用法を、充分考える必要があるようにも思います。
本来自分の鶏や家畜は、農場経営者自身で責任を持って守るものであって、 役所の命令で左右されるものではないことを認識すべきでしょうし、
さらに自分の農場の実態を公開すれば、保健所の人も安心ですし、消費者の疑問もはれましょう。
農場の内容を知って生産物を購入するのであれば、その責任も自ずから消費者にもあるということになります。
いちいち政府が干渉していたら、政府の責任も重くなるし、情実も生まれます、コストも掛かります。
また飼育している人が、生産物の情報を最も熟知しています、 その情報を、正しく消費者に伝えるか否かは、生産者のモラルの問題になりましょう。
さらに言及すれば、政府は問題になった鶏インフルエンザを防ぐ方法を、早急に検討すべきでしょう。
いくつかの国では、すでにワクチンを使用しています。しかしわが国では諸般の事情から許可されてません。
養鶏家のほとんどはワクチンの許可を願っていますが、 一度ワクチンを打ちますと汚染国と言うレッテルを貼られます。
また抗体を持った陽性鶏が増えますと、本当にウイルスが侵入したとき、 その判別ができないとの理由もあって当局は許可に慎重です。
実際ワクチンの効果も百パーセントでないし、 この病気はウイルスのタイプが多く全てに通用するワクチンの開発は時間が掛かります。
しかし、周囲30キロに亘って移動制限を引くくらい危険なら、ワクチンで防いだほうが良いとの意見もあります。
これらのもろもろの考えが錯綜する中で、ワクチンを打たずに、 感染を防ぐことが大切であるとの考えが、目下の政府の大勢のようです。
果たしてこれが最良の方法であるかどうかは、 今後数年の鶏インフルエンザの世界的な発生傾向を見て見なければわかりません。
当然、ワクチンの研究、薬品の開発も活発に行われるでしょうし、 さらに鶏自身に強い免疫抗体を付加する研究もすすむと思います。
しかしその間、毎年のようにこの病気で損害をこうむるのは生産者であるし、 世界どこかでの発生は、日本の食糧の供給にも問題が広がります。
牛肉は70%、豚肉も50%、とり肉も30%が輸入ものの食肉市場です、さてどうすればいいのでしょうか。
結論は各国に日本の検査官が出向し、日本の検査基準で良否を決めればよいでしょう。
世界各国との交易の不自然さをなくし、お互いが理解信頼して平和も守れますし、 そうすれば日本の食の安全も守れます、 食の供給も安全です。
思い切った発想の転換を図ってみてはいかがでしょう。
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